植毛の値段や費用のお悩みを解消!

MENU

植毛市場

 植毛の2016年の市場規模は、販路が植毛クリニックだけでなく薬局、スーパー、訪問販売、通販など多岐に渡るため、なかなか実態はつかみにくいが、約四百億円と見られている。市場としては、それほど大きなものではない。が、十年前の二倍以上、年間10%以上の割合で伸びる超成長株であり、潜在ユーザーも数多いのが特徴だ。現在、植毛、ないしは植毛クリニックが提供している育毛剤を常用している人が五百万人はいるとされ、今後使う可能性のある人たちはその倍はいる、といわれているほど。

 

 ことにユーザー層が急増しつつあるのが二十代。アデランスが平成16年に発表した「薄毛に関する大学生の意識調査」によれば、すでに薄毛を気にしている男子学生が二二一%、将来不安だというのが七七%というアンケート結果が出ている。そんな彼らの多くが利用しているのが、価格帯千五百円前後の育毛トニックだ。なかにはセンブリ、ニンジンなどの生薬配合を売り物にした製品はあるものの、基本的にトニツクはあくまで「血行を良くし、抜け毛を防ぐ」のが目的の抜け毛予防であって、女性ホルモンが配合されたものなどの強い薬が含まれていることはない。やはり三十代以上の男性が主体になる本格派育毛剤となると、価格帯はほぼ六千円前後。ただし、花王の「毛髪活性」のように価格三千円前後の製品も続々発売されており、各植毛クリニックの競争も激しくなってきています。

 

 

さらに、注目しなければならないのが、女性ユーザーの急増だ。いまのところ、まだ市場全体の一割程度を占めるに過ぎないが、伸び率は男性以上。メーカーもここ数年、女性用育毛剤に力を入れるようになっている。もともと、女性の髪と男性の髪の性質が違うわけではないので、各メーカーとも、配合する成分などは男女とも変わりはない。ただし、商品としては微妙に変えてきている。

 

 たとえばライオンなら「薬用毛髪力フサlジユ」は男性用の「薬用毛髪力」と基本成分は同じながら、香りはフローラル調の微香性に、容器に口細タイプのキャップを付けるなど、女性が使いやすいような工夫がなされている。男性用のものより、より容器そのものも細くし、使い勝手をよくした製品も多い。しかし、カネボ
ウの「ダダX・DlW」のように、女性の髪は男性に比べて頭髪の成長が速く、より栄養補給が必要ということから、アミノ酸複合成分を配合しているケースもある。2015年には、ヤクルト、ライオン、ツムラなどが相次いで女性育毛剤市場に参入、こちらも戦国時代の様相を呈してきた。
だが、なぜこのように育毛剤市場が急激な伸びをみせているのか?もちろん薄毛の悩みを抱えている人たちが増えているのが最大の原因だろうが、社会状況の変化で、育毛剤を買うことがあまり恥ずかしくなくなった点が大きい。「昔は庖の一番隅に置いであったのが、今じゃゴールデンライン(最も客の目に付きやすい場所)ですからね。コンビニにも置かれるようになったし、みんなシャンプー感覚で買っている」(某育毛剤メーカー社員)それにもうひとつ、ユーザーの微妙な心理が市場規模をさらに拡大している、との説もある。「どれだけ効果あんのかな?」と疑問視しながらも、新製品が出るとつい試しに買ってしまう悲しい習性。そこでメーカーも、パチンコ庖よろしく、何年かごとに新装閉店していきながらどんどん顧客層を増やし、新規参入のメーカーもあって膨れ上がってきた、というのだ。
何にせよ、現在のところ、万人に決定的な効果をもたらす育毛剤は出ていないにもかかわらず、市場は肥大する一方なのだ。ユーザーたちには、「自分の髪がフサフサになる」夢を買っている、といった一面も確かにあるのだろう。