抜け毛を抑える生活をしましょう
すでにハゲてしまった私が、「こういう生活をしていればハゲない」などというのはおこがましい。そこでまず、いろいろな雑誌や本に載っている内容を箇条書きにしてまとめておく。
- 規則正しい生活をして、夜更かしせず、睡眠時間はたっぷり取る。
- なるべく肉類などは避け、良質のタンパク質、ビタミン、ミネラル中心の食事をとる。海草が特別髪にいいとはいえないが、ミネラルなどを含んでいるので、お勧め食料のひとつではある。
- ストレスをなくす。
- シャンプーでいつも頭皮を清潔にする。
- たばこ、コーヒーなどは避ける。
- 過度の飲酒は避ける。
- ドライヤーを使い過ぎず、あまりパlマもかけすぎない。
これ以上にいろんな項目をあげている本もあるが、全体に共通しているのはだいたいこんなものだ。
もちろん、これを忠実に実行すれば予防になるのはわかる。だが、現実問題として、こんな内容を全部守れる人聞が、もっとも仕事が忙しく、かつもっとも薄毛の心配に直面している30、40代の男性で、どれだけいるというのか?たとえば私たちのようなフリlのライターが「規則正しい生活をしろ」といわれでも、それは相撲取りに「体に悪いから、立合い、激しく頭から当たるのはやめなさい」といわれてるようなもんで、到底仕事にならないわけだ。
この現代にストレスなしで生活することなどできるわけがない。そこであえて、提案してしまおう。こうした「ハゲないマニュアル」を参考に、ムリしてライフスタイルを変えようとはせず、自分の食べたいものを食べ、飲みたいだけ酒を飲めばいいじゃないか、と。かえってマニュアル・ストレスに陥らないですむ分、こっちのほうがよほど髪にもいいかもしれない。その上で、自分が「したい」と本当に思ったのならいろんな育毛剤を使ってためしてみたらいい。「しなければいけない」という気持ちが人間をどんどん萎縮させていくものだから。勝手気ままなライフスタイルの結果、薄毛が進行したら、今度はそのときに次にどんな手を打っか考えればすむことだ。カツラや増毛でマニュアル・ストレスから脱せられるのなら、さっさと早めにつけてしまってもいいだろう。いろんな情報を全部マニュアル化し、そのなかでガンジガラメになって身動きがとれなくなるのが日本人の悪いクセだ。